2024年元旦に能登地方に大地震があり、たくさんの方がお亡くなりになり、今なお多数の方が不便な避難所で過ごしてみえます。亡くなられた方にご冥福をお祈りし、被災に合われた方にご自愛を表します。
私も医師会からJMATとして看護師、事務員同伴で、２月に石川の避難所へ訪問診療に行ってきました。この目的は、助かられた方がご病気で命を落とすことのないように支えるという重要な任務です。訪問してみると、コロナ感染を発症された方。慢性閉塞性肺疾患で呼吸症状が悪化している方、高血圧や不眠、糖尿病のコントロールが悪い方、癌末期で緩和治療が必要な方、脱水で輸液を必要と方とさまざまな方がみえました。現地では、他県の保健師さんが、チームで避難施設を訪問し、医療が必要な患者さんを拾い上げ、毎日、私たちに報告してくれるシステムでした。
被災地で活躍しているのは医者よりも看護師さんが目立ちました。私共の学校も将来、色んな場面で活躍する人材を育てる重要な任務があると改めて深く考えさせられました。