急病人が出たときの心がけ

耳鼻の異物

1、耳の異物
(1)昆虫など小さな生物の場合

  1. 小さな生物が耳に入ると、騒音と痛みをきたします。このとき、あわてて頭を振ったり、耳をいじったりするとよけいに生物が暴れて耳を損傷することになりますので、まず落ち着いてください。
  2. 次に懐中電灯で耳の入り口を照らしてください。光に向かって外に出てくることもあります。
  3. 生物がでてこない場合は病院に行ってください。
  4. 慢性中耳炎などで鼓膜が破れていなければ、水、食用油を耳に流し込み生物を殺してしまうと苦痛が軽減されます。
(2)耳かき、綿棒やおもちゃなどの場合
自分で摘出しようとすると、だんだん奥へ入っていき、耳を傷つけることがありますので病院に行ってください。
(3)めまいが起こった場合
異物により内耳に損傷が及んでいると考えられますので、すみやかに救急病院へ行ってください。

2、鼻の異物
成人ではまれで、幼小児がオモチャなどを入れることがあります。
鼻に溜まっている限り呼吸困難をおこすことはありませんが、下手にとろうとしたりして、奥に入っていき、異物がのど、気管、食道に落ちたら危険なので、病院へ行ってください。

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